FC2ブログ

旅たび倶楽部 第32回部録

2015.10.23.07:24

秋のときがわ町、電動自転車で周遊

2015年10月14日(水) 晴れのち曇り

 以前の部会で岩瀬さんから、埼玉県比企郡ときがわ町で、電動自転車の無償レンタル制度がある、というお話があった。秋空の下で一度トライしてみようということで、今回は当倶楽部初の自転車周遊・ポタリングを実施した。

参加者: 柳沢道生、岩瀬 翠、野崎芳信(集合写真順)

集合写真: 慈光寺本坊玄関前にて

b1014-0 慈光寺集合


1.ときがわ体育センター~やすらぎの家
 朝10時すぎ、東武東上線武蔵嵐山(らんざん)駅集合、ときがわ町路線バスで終点・せせらぎバスセンターへ。せせらぎバスセンターは小川町駅、越生駅、慈光寺入口経由町内各所などを結ぶときがわ町路線バスのターミナル。レンタサイクル貸出の窓口ともなっている、ときがわ町体育センターは、すぐ前にある。
 体育センターでレンタサイクルを申込み、手続きして電動自転車に乗る。畜電量が少ない自転車には、予備のカセットも付けてくれ、取替え方法も教えてくれた。いざスタート、県道172号を西に都幾川の上流方向に向う。快調に進み、約20分で最初の目的地、ときがわ町西平のやすらぎの家に着く。
 明治31年(1898)築、築百年超の木造瓦葺き二階建ての旧岩田家住宅を移築・改装した農山村体験交流施設。一階では地元の伝統食・うどんが供されている。ここで名物・肉汁つけうどんをオーダー。出てくる間に館内を見学、二階では藍染め作家の作品が並び、展示即売会が催されていた。席に戻り、喉越しの良いうどんをすすりつつ、コースを検討。次の慈光寺は行きの登りが心配されたが、電動だし駄目だったら戻ればいいや、ということになった。

b1014-1 バスセンター-やすらぎの家

b1014-2n うどんー藍染

2.慈光寺
 やすらぎの家の東側の交差点を左折・北に進めば慈光寺である。町中を進んだ道はやがて山道となり、坂を登っては右に反転、坂を登っては左に反転、電動でなければとうに足が悲鳴をあげていたろう。岩瀬さんは桜の季節に、バスでこの坂を登ったそうだ。様々な品種の桜が美しい名所とのこと。ほぼ中間の霊園前で小休止。さて、あと半分と進めば勾配は意外と緩く、ほどなく慈光寺に着く。
 都幾山慈光寺、宝亀元年(770)創建されたと伝わる天台宗の古刹である。貞観年間(859-77)には勅願所となり、天台宗の別院としてその中心的な寺院となった。関東最古の山岳寺院とされ、源頼朝、徳川将軍家などの帰依を得た。坂東三十三観音札所の第九番札所であり、境内は県指定重要遺跡である。
 駐車場に自転車を置き、石段を登ると四足門、そして本坊、玄関前で集合写真。境内を散策、般若心経堂で空海著と伝わる般若心経の陶製レプリカを拝観、公道に戻る。少し進めば石段がある。登れば観音本堂だ。享和3年(1803)建立、元は茅葺きであったが、平成5年(1993)からの改修で銅版葺きに変更された。左側天井部から吊り下げられている奉納白馬像は左甚五郎作とも伝わる。

b1014-3 慈光寺、山門-本堂

b1014-4 慈光寺観音堂-白馬

3.都幾川四季彩館、三波渓谷
 慈光寺からやすらぎの家東側交差点まではく下りのみ、ブレーキ操作とそれなりに来る対抗車に気を遣いつつ、数分で交差点に着く。県道172号を東に戻り、都幾川を越瀬橋で渡り、やや行った先を左折、別所橋で再び都幾川を渡れば都幾川四季彩館がある。明治時代築の古民家を移設・改装した都幾の湯という日帰り温泉施設。泉質はナトリウム-塩化物泉、ここで入浴、これまでの疲れを癒す。
 越瀬橋から別所橋あたりまで、都幾川は三波(さんば)渓谷と呼ばれている。四季彩館からの眺めが謳われ、期待していたが、現状は渓谷との間が鬱蒼とした緑で覆われ、視界を遮っていた。温泉を堪能した出がけに、施設の係りの方に、三波渓谷のビューポイントを尋ねると、付属のバーベキュー場からの眺望が良いとのこと。早速行って見ると、碧色の奇岩が連なった渓谷の佳景が見られた。

b1014-5 四季彩館

4.ときがわ町親水公園 
 四季彩館バーベキュー場から別所橋西詰に出て、田舎道を北西に、さらに丁字路を右折し、北東に進めばときがわ町親水公園の入口に出る。四季彩館からは相当北側にあたるが、都幾川はここで大きく北に蛇行しているのだ。
 都幾川は荒川水系の一級河川で、ときがわ町西端の高篠峠付近を源流とし、ときがわ町をほぼ東西に流れ、東側の比企郡嵐山町を経由し、比企郡川島町で荒川の支流・越辺川に合流する。嵐山町では再び渓谷が形成され、その風景が京都の嵐山(あらしやま)によく似ていることから、嵐山(らんざん)渓谷と命名され、町名の由来ともなっている。ときがわ町内には、三波渓谷や親水公園、さらに下流側には川の広場など、名所や水辺の憩いの場がある。
 親水公園は、都幾川が蛇行の北端から南下に向う東・左岸沿いに整備された公園で、ときがわ町農村文化交流センターが設けられている。三波渓谷とは異なり、この辺りの都幾川は流れは緩く、水深も浅い。水は澄んでおり川底が良く見える。サワガニ、魚、カエルなどの水生小動物が生息しているとのことであったが、この日は残念ながらお目にかかれなかった。

b1014-6 親水公園

5.真光寺
 親水公園入口から東に進めばときがわ町内を南北に通る県道30号に出る。北に進むと次第に上り勾配に、ここも電動の威力で乗り切る。頂点から下れば交差点、ここで県道30号は北西に折れ、我々もそれに従う。やや行って南下、ここで若干のミスがあったが何とか是正し、田舎道を進めば三基の石柱がある。
 真光寺参道入口である。慈眼山真光寺、平安末期~鎌倉初期の武将・畠山重忠が開基と伝わる古刹。江戸時代には近隣に真光寺領を有する有力寺院であった。かつては曹洞宗であったが現在は単立寺院である。
 砂利道の参道を進むと途中から勾配はきつくなり、道も荒れてきた。参道というより山道だ。勾配に強い電動も悪路には弱い。一度降りると復活は困難。やむなく自転車を押しながら登ると、突然目の前に茅葺き屋根が見えてきた。真光寺本堂だ。無住のようだが、道ほど荒れてはいない。左手にはやはり茅葺きの観音堂が見える。入比(入間・比企)郡観音霊場九番札所である。

b1014-7 真光寺

6.越生
 真光寺の荒れた参道を細心の注意で下り、県道30号へ。来たとき超えた小峠の登りも真光寺参道に比べれば楽勝であったそのまま南下すれば、ときがわ町役場第二庁舎前の交差点で出る。そのすぐ東側がときがわ町体育センターだ。
 借り出し時に帰着予定を16時としていたが、真光寺参道で時間をとられ、遅れた。無論、事前に電話連絡、終了時間の16時30分には余裕で間に合った。無事、自転車を返却。せせらぎバスセンターには武蔵嵐山駅行の表示をしたバスが停まっていた。乗り込むと、隣のバスの運転手がこのバスの運転手に「表示が違っているよ」という。あせって訊くとこのバスは越生駅行だろいう。
 時刻表を確認してみると、次の武蔵嵐山駅行には30分以上の待ちになる。じゃ越生に行こうと衆議一決、空いている食事処があるかの不安があったが、何とかなるさ。せせらぎバスセンターから20分弱で越生駅前に着く。
 駅周辺を探索すると暖簾が出ている店が二軒並んでいた。右側はフグ料理屋、左側が中華。ここでフグは今一つと、中華料理店・永楽へ。店の佇まいも、店頭のショーウインドも昭和の香り満杯。開店準備を終えた親父さんが戸を開けてくれ席に着く。オーダーは、昭和の定番、タンメン、餃子にビンビール。
 初めてのポタリング、予期せぬこともそれなりにあったがこれも旅、無事にフィニッシュできた。

b1014-8 永楽

所 感
 今回は初めてのポタリング、ということでコースも比較的ゆったりと考えた。一番の難関は慈光寺への登り坂と思っていた。それを無地乗り切ったことで一安心した。都幾川四季彩館・都幾の湯も、とても快適であった。平日だったが思いのほか入浴客があったこともうなづける。
 想定外は最後近くにあった。真光寺の参道=山道である。岩瀬さんは途中でウエイティングされた。その判断は正しかったといえよう。
 この部会では、初めに境界をテーマとし、その後水にまつわる史跡・名所を巡ることをテーマとしてきた。今回の永楽での話で次回、さきたま古墳群を訪れ、以降古墳を巡り歩こうということになった。楽しみである。 (幹事・柳沢記)









スポンサーサイト



プロフィール

旅たび人

Author:旅たび人
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR